百々雑記

感情についてつらつらと

2023年〜年度末まとめ日記

ご無沙汰してます。ハリネズミBotです。

元旦は震災やら、その後は怪我で動けなかったりと更新が大きく遅れて……いや、単純に怠慢もあります、ハイ。

ご縁あって生まれた仕事やってたら上半期終わってたし、事業用口座や各種書類銀行や税務署に動き回ってたら下半期も終わって大晦日の投稿に間に合わなくて……嘘ですブログの下書きの清書サボってただけです、ハイ。

そんな感じでぐだぐだですがぼちぼち頑張ってる生存報告も兼ねて、遅ればせながらもブログ投稿しました。2023年だけでなく、2024年3月まで混ざっててキリの悪いまとめ方ですが、お見逃しいただければ幸いです。

 

近況

はじめての確定申告

め〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜んどくせ!!!!!!

  • e-taxの仕組みよく分からなくて登録・連携完了するまで数日かかる
  • 地震で書類関係がごちゃついたとき、所在が不明になったためテンパって数日ロス
  • 初めてで各金額の入力が本当に合ってるか不安なため逐次調べたり確認しながら入力したので進行が遅い
  • やっと入力終えて税務署に別途提出書類持って行ったら受付で喧嘩に近い押し問答が展開されており、何故かMPが削れる

確定申告って……大変なんですね……。

1年目ゆえのガバもだいぶ多いですが、何より税に対する勉強不足or詳しい人が周りにいないのに個人事業主になるのは愚行という学びを得ました。

来年からは慣れて多少は入力が楽に……え? 面倒なのは変わらない? そんなぁ……

 

同人誌即売会に行ってきた

すごく直近ではありますが、新潟の同人誌即売会ガタケット177』に行ってきました。

初めての即売会参加ということで、緊張+人酔いから最後はヘロヘロでしたが、本当に良い体験でした。

最近は趣味嗜好をあまりオープンにせず慎ましく立ち回るようにしていたのですが、各サークルの自分の熱量をぶつけた一冊やコスプレが視界いっぱいに広がっており、ぶらぶら歩いてるだけで瑞々しいエネルギーを浴び続けるのは中々ない体験でした。

そっか……そうだよな……なんか言いたいこと言いにくい世の中になってたけど、自分の性癖をオープンにしていい場所はちゃんとあるんだよな……。

また同人誌即売会に足を運びつつ、いつかサークルとして参加しよう、と心に誓ったイベントでした。本当に行って良かった。

 

面白かったゲーム

ライザ3

太ももでバズったゲームがここまで大きくなってのう……(老人会爺)

アクションチックな戦闘システムにしたり、今作ではオープンワールドにしたり、過去シリーズの常識を破るような挑戦だらけのシリーズでしたが、どれもひとまずの成果と着地点に落ち着いた気がします。

シナリオに関しては、良かったの一言です。あそこまで後腐れなく精算した終わり方をされると、ここで何か言うのも野暮に感じました。

近年のアトリエシリーズ(アーランド、黄昏時代、不思議)はシリーズファンには愛されるけど、一線級の作品とは言い難い感じでした。ライザは売り上げ的にも、クオリティ的にも、一つ壁を破ったシリーズと言っていいと思います。

一方、ライザ3の諸々のシステムをもう2〜3年ブラッシュアップすれば、本当にRPGの天下取れる可能性すら感じましたが、きっとそれはたらればなんでしょう。レスレリーナや後続の作品で昇華されることを祈っています。

ひとまずお疲れ様でした。このシリーズを追いかけてきて良かったです。

 

イースX

「2023年発売で特にオススメのゲームは?」と聞かれたら、コレと即答するくらい良かったです。

もっと面白かった作品、と言われると他になるのですが、「面白さ」と「取っ付きやすさ」はイコールではないです。

コマンド入力が苦手な人は格闘ゲームに入りにくいですし、女神転生は骨太シナリオですが独特のカルト要素を受け止める必要があります。そう言う意味では、イースXは色んな意味でハードルの低いゲームでした。

アクションが苦手ならメニュー画面からいつでも回復できるシステムに頼れば良く、逆にアクションに自信があるなら高難易度にすればワンミスで即死しかねないソウルライクみたいな体験に早変わり。どんなプレイヤーにも広く入り口が用意されているのは大きい要素だなと感じました。

ペルソナ5ゼノブレイドのようなゲームは「めっちゃ面白いけどプレイヤーに要求する操作・思考コストが高め」なので若干勧めにくいのですが、イースXは直感的なUIのおかげで円滑に進めるよう整備されていると、勧めやすいのが良い所だと思います。

あとはやっぱヒロインのカージャがエモですよエモ。ベタベタせずグータッチする、相棒くらいの距離感すこすこなので……。




ハーヴェステラ

スクエニが作った新規RPG

そのタイトルから想起できる通り、牧場物語ライクなスローライフRPGではないです

ヒロインが誘拐されたり人魚が身売りされそうな状況で呑気に畑仕事する気になるかボケ!!!!!!

シナリオはもうはちゃめちゃに面白いんですが、本編もサブクエもみーんな抱えてる事情が重すぎる。呑気に畑耕してる自分がおかしく思えてくるんだワ……農業ゲーなのに……

ハーヴェステラやった人との話って、農業とかボス戦の思い出より、「どの(クエストの)話良かった?」なんですよね。貝殻のペンダントの話とか記憶喪失になった駆け落ち相手の話とか。

「クエスト消化すんのかったりぃ〜」とか途中から吹き飛びました。サブクエとキャラエピ全部読んだ。みんな良かった。

すごいゲームです、これ。上記が霞むくらい終盤がすごいんですが、騙されたと思ってやってみてください。多分どっかのタイミングでスクエニ君がセールとかすると思うので……。

ヒロインのアリア。かわいい。



ファイアーエムブレムエンゲージ

RPGにおいて、インフレは悪い文化だと思ってました。強すぎる性能はゲーム性を歪めてしまう一種の毒なのだと。

ですが、このインフレの方向性に、FEエンゲージは完璧なアンサーを出してくれました。

「壊れキャラに負けない理不尽ギミックを用意すればいい」と……。

表示されてるシンボルは大体敵

無理無理無理無理!!!!!

一手ミスれば圧殺されるようなギミックがある中、紋章士(過去作キャラ)のスキルを駆使して突破するか、そもそもギミックに付き合わないかを楽しむゲームでした。

派手でカジュアルなゲーム性に寄ったものの、結局FEの知識と経験が活かされるので、シリーズ初見の人もエムブレマーも楽しめる形に落ち着いているのは非常に良かったです。

味方の強さはできることの多さ、できることの多さはプレイヤー色を出せる攻略の幅広さ。良いインフレの形でした。

最高難易度のルナティックも、ほどよい理不尽さ、といった具合で大満足。近年のFEの中で一番楽しかった作品かもしれません。

 

風来のシレン6

俺たちの"黄金時代"(オウゴン)なんですよね。5から約14年も待たせやがって……。

害悪モンスター達を耐え凌ぎ、リスク管理を徹底した末にポロっと1ミスから死んで膝パン、しかし経験と知識を総動員すればちゃんとクリアできるバランス、これですよこれ。

今回は「自然回復がかなり強いが、敵の被ダメージもかなり痛い」という方向で調整がされているのですが、個人的には良い調整だと思いました。

間髪入れずに敵と戦うと自然回復が活かされず、すぐに息切れしてしまう。そのため、多対一を避ける逃げのフェーズが必要になるのは、不思議のダンジョンの本質である逃げゲーをいい形で出せていると思います。

それを踏まえてもストーリーも程よい難易度で、99Fダンジョンも「無知だと即死だが、ちゃんと詰めれば割といける」くらいの塩梅。

裏真髄クリアまで含めて2週間、狂ったようにシレン6を遊んでましたが、青春時代が蘇ったような時間でした。2024年の本命タイトルだったので、今年はもう大分満足しちゃってます。

 

 

面白かった本

百合論考vol1.01(Don't Gild thi Lily)

かつて『ユリイカ 2014年12月号 特集=百合文化の現在』では「マリア様がみてる」に代表される百合の目覚めの体験、当時の狭いコミュニティの話など、サブカルチャーを紐解くニュアンスで百合をまとめていました。

しかし、10年近くの間に百合の在り方、方向性は細分化されて、2014年からは想像もつかない世界になっています。

良くも悪くも多様化したその様子を「百合の定義は人それぞれ」と濁す人も多いですが、じゃあ自分にとっての百合は何なのか、その定義を今一度見つめ直す機会になりました。

商業におけるおねロリの変遷をまとめた『義務教育では教えてくれないおねロリの本質 〜商業おねロリ時間旅行〜』が個人的に面白く、保護するおね/保護されるロリの二面性の殻を破り、「イブのおくすり」「気をつけなよ、お姉さん」といったイレギュラーなおねロリが生まれるまでの論考には深く頷けるものがあります。

 

ユリイカ2020号9月号 特集=女オタクの現在──推しとわたし

悠木碧氏のコラム『推しと俺』を興味本位で読みたくて買ったのですが、想像以上に見識の広がった一冊です。

「推し」という言葉が普及されてから久しいですが、私はいまだにそのニュアンスがピンと来てなく、「好きな人/キャラ」と何が違うんだろう、くらいイメージがぼんやりしていました。

もちろん推しに対する推しに対する熱量、推しを取り巻く環境とのを向き合い方を読んだことで、なんとなくですが推しを持つ人たちの気持ちが少し理解できた気がします。

また、単に推していれば幸せというわけではなく、『批評──オタクと推しを繋ぐ言葉』では、アイドルを崇拝し無批判な風潮に疑問を投げかける視点もあったのは驚きました。

どんなジャンル・文化圏であれ、推しという大きなフレームで囲われているものの、好きなコンテンツほど自問を繰り返しながら向き合っていることがわかり、共感と発見に満ちた内容でした。

とか言ってたら、上述のガタケットで買った本に雷を打たれたような衝撃を受けて、数日そのカプの想像で悶々とする羽目に。これが「推しカプ」ってことですか……?

 

 

他にも標識無視車に突っ込まれて事故りかけたり色々ありましたが、今現在そこそこ健康に過ごしてます。健康に過ごさせてください。いやほんと。頼む。後生だから。

何はともあれ、次回はサボらず書けることを祈って、今年の残りもぼちぼち頑張っていきます。